[ごあいさつ]Brand Studio Highliteについて
みなさま、はじめまして。Brand Studio Highliteです。
わたしたちハイライトは、ブランディングを主なサポートメニューとしつつ、さまざまなクリエイティブや言語化、サービス方針の意思決定をお手伝いするチームです。
ブランディング、と一口に言っても、実はかなり多岐に及んでおり、業界ごと、時代ごと、人ごとにその捉え方は違ってきます。
Highliteでは特にそのブランドに関わる”人”の気持ちを特に重視し、より深いコミュニケーションのもと、クリエイティブにつなげるアプローチをとっています。
他社との手法の違いはまた別の記事でも紹介したいと考えていますが、まずはなぜ私たちが人を重視するかをまとめています。
Highliteについて
その前に、わたしたちHihliteが普段サポートしている内容について知っていただいた方がわかりやすいかもと思ったため、紹介させてください。
ブランディング6つのステップ
PJの立ち上がりは、さまざまなパターンがあります。
シンプルに企業のブランディングをしたいと依頼いただく方や、ITイベント出展のための成果物デザインを考えたいという方、イベント自体をブランディングしたいと考えてる方…。
パネルなどのデザイン成果物が必要と考えてる方も、ヒアリングしていくうちにブランディングの抽象的なアプローチから考えるべきパターンもあれば、ブランディングが必要と考えていたが、ほとんどアウトプットは揃っているため、デザインのルールだけあればうまくいきそうというパターンもあります。
主に、サポート時は以下のステップを描きます。
01 ヒアリング
まずは相談に至った経緯や、今の課題感をヒアリングさせていただきつつ、Highliteの説明などを簡単に行います。
02 現在地の定義
Highliteの独自フレームワークを利用し、その法人やPJの現在地を参加者全員で定義していきます。
たとえば、その法人の成り立ちやロゴマークの経緯、語りたいストーリーはあるか、など、ユニークな回答がでてくる仕掛けを施しているフレームワークなため、みなさんわくわくしながら議論が活発になります。
03 目指す場所の定義
こちらも同じくフレームワークを使ったり、競合調査やヴィジョン設定を取り込みながら、3年後に目指したい位置を明確化いたします。
これが10年、5年と定義してもよいですが、特に希望がない限り、3年後くらいの現実味がありつつ、実現の道すじが見えそうな時間感覚で設定をおすすめしています。
10年後の未来は誰にも検討もつかないため、設定してもメンバーの目線が合わせづらいことを危惧しての設定になります。
04 成果物の確定
Highliteでは成果物ありのブランディングサポートがほとんどです。
効果的と判断したアウトプットを、優先度順にリストしていき、緊急度と重要度にわけて制作スケジュールを確認します。
05 サービスデザイン・デザイン制作…
仮にアウトプットがサービスレベルの場合、ユーザーインタビューからインサイトの発掘、コアコンセプトの確定、UIUXデザインを行います。
単純にVICIを作る場合でも、ロゴだけをつくるのではなく、ブランドブックやデザインテンプレートなど、そのブランドを長期で育てていくために必要なコアデザインを用意していきます。
06 マーケティング施策、ブランド運用フェーズへ
コアデザインの作成をしたらあとはそのブランドを磨くだけ。マーケティング施策や、ブランディングへのユーザーの反応から、チューニングの戦略等、幅広くサポートしていきます。
Highliteの由来:ブランディングは結晶のでき方と似ている?
ブランディングはこれまで、ロゴの制作を中心に語られることが多かったと認識しています。大元、牛の体に焼きごてをつけて、ブランド牛を判別していた背景がブランディングの由来で、あり、昨今もそのDNAは受け継がれ、今やブランディングといったらまずはロゴをつくる、ところから開始されることが多いです。
Highliteは、そのロゴ制作よりももっと抽象的な状態から整理していきます。
少し別のお話しをします。
みなさまは石・鉱物・結晶の作られ方はご存知でしょうか?
価値ある宝石や、珍しい鉱物などの結晶は、以下の要素が適切なバランスである環境に生成されます。
圧力 / 熱 / 触媒 / 時 / 素材 / 反応
わたしたちHighliteは、石・鉱物・結晶の作られ方が、ブランディングで考慮すべき点と似通っていることに着目しました。それぞれの要素で対応しているものは以下としています。
この気付きから、Highliteという名前を作っています。
High…高い
lite…石、鉱物、結晶
たとえば、フローライト、ヘマタイト、アラゴナイト、バライト、など、石・鉱物の名前には名称の最後にiteが入ることが多く、iteは石につく単語として用いられます。
ブランドは石、鉱物、結晶の作られ方と似ている、そのため高い価値の鉱物を作っていき、それを照らすという意味を込めて、Highlight(ハイライト)をもじってHiglite、と名付けています。
ロゴは、輝き、H、鉱物、鳥などをモチーフにしています。
ヴィジョンは、「人を楽にさせたい」?
Highliteの代表は、デザイナーとしてさまざまなクリエイティブの制作過程を経験してきました。
一貫して感じたのが、ブランドのコアの部分、周辺状況などが適切に制作現場伝わっていないが故、あらゆす成果物を制作している過程での多数の出戻り、不要な制作物の発生、本質的ではない修正指示など、良いものを作るとは違う作業者が疲弊する要素が多分にあることに大きな不満を感じていました。
これらを全て整理することは難しいとは思ったものの、一つ、ブランディングを適切に設計していき、適切に表現していくことで、これらの不毛なアクションを大幅に削減し、作業者の余白の時間がつくられ、よりレベルの高い創作が生まれると考えています。
その高いレベルの創作はブランドに良い効果をもたらし、経営へのポジティブな影響を及ぼすことを期待しています。
その期待に満ちた世界を構築することを目指し、ブランドを適切に構築・表現していくことで、人々に余裕を作り世界をもっと創造的にしていくということをビジョンにおいています。
Highliteがブランディングにおいて人を重視する理由
上記したのはブランドの定義について、必要な要素が石、鉱物、結晶の作られ方と似ているということ。しかし、その鉱物の価値を決めるのは人の思いや視点です。
ブランドがその価値を持つためには、関係している人の思いが欠かせません。
どういった出来事があり、どういった思いがあり、なぜ今その形になっているのかを整理し、それをうまく表現することでブランドが社会においてどういった価値があるのかが決定されます。
世の中のブランディングアプローチには、3C分析や進行する人の好きなテイスト、世の中の潮流や市場との相対的な立ち位置が主として、組み立てられることが多いです。
それが悪いわけではなく、むしろ説明しやすいようなロジックや、マッピングによって、意思決定がスムーズとなり、そのブランドの価値が一見、合理的な立ち位置を築いているという見方もできると考えています。
しかし、逆をいえば、このアプローチでは似たようなブランドができてしまうこともまた事実。
ブランディングの本質的な価値は、他との違う立ち位置を明確化し、同ジャンルとしてもアイデンティティを分け、各々の独自マーケティング手法に紐づけられること。
似たようなブランドをつくり、マーケ手法も似ている、ときたらそもそもブランディングはなぜ行われたのか?と考え巡らせてしまいます。
そこで、わたしたちは人の思い、コアメンバーの姿勢などをヒアリングの序盤に聞き出し、まずはその思いありきでブランド構築に着手しています。
こんな人はぜひお問合せを
Highliteでは、新規事業サービスに限らず、企業や非営利プロジェクト、地方などのブランディングにも携わっています。
相談の仕方もさまざま、まずはお話しを聞いてみたい、とりあえずappを作りたい、なんとなくWebが古いと思っている、などの抽象度からでもまったく問題ありません。
そんな状態でも、参加していただくメンバーが楽しく意見交換ができるようファシリテーションを務め、より本質的なブランド価値を社内で共有認識ができるよう尽力しますので、ぜひ一度お問い合わせください。