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数字を超えるのは”情熱”?AIで出すのは難しい「魅力」を理解し、ブランドの武器にする

Highlite

現代の新しい産業革命、AIの技術革新。合理的な判断、最適な選択、スピードと正確性。
これらはますます、AIの得意分野になっていくでしょう。

そんな合理の先に僕たち人間にしかできないこととはなんでしょうか?
それは、合理では語りきれない感情の領域。つまり「魅惑」を生み出すことかもしれません。

今日はこの「魅惑」というテーマを掘り下げながら、
身近な事例や事業への応用方法について考えていきたいと思います。

魅惑とは、かつて“罪”だった?

「魅惑・魅了する」という英単語 fascinate は、ラテン語の fascinare が由来です。
意味は、「人を魔法にかけ、支配下に置くこと」。つまり、魅惑とは単なる好意ではなく、相手の理性すら乗っ取るような強い影響力を持った行為でした。

1692年、アメリカ・セーラム村で起きた魔女裁判の例ですが、当時多くの人が裁かれ、20名ほどが命を落としました。
この事件の中には、「魅惑術を弄した」ことを罪に問われた老人もいたとのこと。

かつて魅惑は、恐れられるほどの力だったのです。
そして現代においても、この「理屈では説明できない惹きつける力」は、無意識のうちに私たちの選択に影響を与え続けています。

身の回りにある機能を超えた魅惑的なブランド

普段の生活の中でも、私たちは知らず知らずのうちに「魅惑」に引っ張られています。
たとえば、人に惹かれるとき。ブランドに惹かれるとき。

では実際に、「魅惑=説明できない惹きつけ」を武器にしている企業には、どのような事例があるのでしょうか?

Dyson|機能美を超えた”革新”的なテクノロジーの魔法使い

掃除機メーカーのダイソン。吸引力や構造といった機能性の高さは言うまでもありませんが、それ以上に惹きつけられるのは「革新」の魅惑です。
透明なパーツから見える回転するモーター、未来的なフォルム、どこかSF的なプロダクトデザインは、“掃除機”という日常的なアイテムを「ワクワクするガジェット」に変えてしまいました。

使っているときは、まるで科学者になったような高揚感さえある。これこそ、機能を超えた魅力です。

Patagonia|プロダクトの先にある情熱

アウトドアブランドのパタゴニアは、「情熱」の魅惑で多くのファンを魅了しています。
高品質な製品だけでなく、自然保護活動への強いコミットメントや、買い替えを促さない「Worn Wear」キャンペーンなど、その姿勢自体がブランドの魅力。

単なる「防寒具」ではなく、「思想を着る」という体験を提供しています。この一貫した情熱は、人々の理性を超えて共感や信頼を呼び起こします。

Apple|なぜか惹かれてしまう神秘

Appleは、まさに「神秘」の代表格です。
製品の詳細はリリースされるまで徹底的に秘匿され、イベントでの発表はまるで宗教儀式のように世界中が注目します。

また、Appleのデザインルームもブラックボックス化されており、デザイナーの中でもその内部を知る人はかなり少ないです。

製品自体はシンプルでミニマルなのに、手にした瞬間に“意味ありげ”な体験が立ち上がる─これは単なるガジェットではなく、人の感情をデザインしているからです(あのスーっと開く、箱の空き方自体も設計されているんです!)。


その細部へのこだわりや神秘性こそが、Appleに熱狂的なファンを生み出し続けている理由の一つです。


これらの企業は共通して、「機能が優れている」だけでなく、そこに革新・情熱・神秘といった“魅惑の要素”をまとわせています。
だからこそ人は、比較検討の合理性を超えて、無意識のうちに惹かれ、選んでしまうのです。

ビジネスにおける「魅惑」の活用方法

ビジネスにおいても、この「魅惑」は極めて重要な武器になります。例えばデザインをする際にも、どういった魅惑の方針のテイストにするかを決めるとアウトプットしやすいと思います。

魅惑の要素は、次の7つに分類できます。

  • 革新(Innovation)
  • 情熱(Passion)
  • 権力(Power)
  • 名門(Prestige)
  • 信頼(Trust)
  • 神秘(Mystery)
  • 警告(Alarm)

たとえば

  • 最先端のAIサービスは、「革新」の力で人々を惹きつけています。
  • ブランドが丁寧に設計したストーリーやユーザー体験は、「情熱」を感じさせます。
  • ラグジュアリーブランドは、「信頼」によって、合理を超えた価値を訴えています。

などの表現ですね。この表現例は直接的ですが、何か一つ、もしくは二つの魅惑的要素を混ぜてステートメントを考えると、ユーザーを効率よく惹きつけることができます。

単なる機能説明やスペックの羅列では、人の心は動きません。
「なぜか惹かれる」感情の設計図を持つことが、これからの時代、ビジネスに欠かせないアプローチになっていくでしょう。

まとめ ー 魅惑は、人間にしか宿せない

AIが合理を極めるとするのであれば、その未来において人間の強みは「説明できないもの」を生み出せることにあります。

言葉にならないワクワクだったり、忘れられない違和感だったり、あるいは、ただそこにいるだけで惹きつけられる存在感かもしれません。まさに魅力を作り出すということ。それは機能だけでは満たされないステータスです。

わたしたちHighliteのブランディングはこれらの魅力を作り出すことを得意としています。7つのキーワードに沿ったデザイン制作やコンセプト立案を行い、尚且つ市場を見ながら製品設計をしていくことを得意としています。

あなたの事業やまわりには、どんな「魅惑」がありますか?もしこれから設計する!という状態なのであれば、お気軽に相談ください。

相談はこちらから

参照した本:「魅了」するブランド戦略――顧客を虜にする7つのトリガー

Podcastでも話してます!

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